格安SIMは大手キャリアから回線を借りて運営しています。
格安SIM会社は20社以上あり、各社独自のプランやサービスを提供しています。
その中でau回線の格安SIMカードを提供しているのは、UQmobile、mineo、IIJmio、BIGLOBE、AEON MOBILE、QTmobile、Fiimo、J:COMの8社です。
現在auを使っていて格安SIMに乗り換えたいと考えている方は、au回線の格安SIMであればSIMロック解除した今お使いのauスマホがそのまま使えます。
auから格安SIMに乗り換える方のために、乗り換え(MNP)前の注意点とau回線の格安SIMを徹底ご紹介します。
目次
auから格安SIMに乗り換える時の注意点
解約時に違約金がかかるかどうか確認
auの携帯電話を使っている人で、格安SIMに乗り換えようか迷っている人は多いのではないでしょうか。
格安SIMの会社は名前からあまりいいイメージがないのかもしれませんが、月々の利用料がかなり安くなるため乗り換えをするメリットはかなり大きいです。
auの携帯電話から格安SIMに乗り換える際、まずauの携帯電話を解約しなければなりません。
auの場合は2年契約で契約が自動更新され、更新月であれば無料で解約することができますが、それ以外の月に解約をしてしまうと違約金が発生してしまいます。
せっかく安い格安SIMに乗り換えるのであれば、かかる費用は少しでも抑えたいので更新月がいつであるかはしっかりチェックしましょう。
契約更新月の確認方法は、auのスマホから「ご契約情報(My au)」にアクセスして、「料金/割引サービス」の項目に「次回更新年月」が記載されています。
現在は更新月は2か月間設定されています。(例 2019年2月~2019年3月)
現在auでお使いのスマホをSIMロック解除すれば、au回線の格安SIMでそのまま使うことができますので、違約金が発生しても格安SIMに乗り換えて2か月で元を取ることはできます。
現在のauのプランが5分かけ放題+データ容量5GBプランなら、格安SIMに乗り換えるだけで6,000円以上の節約になるからです。
あと1~2か月で更新月を迎えるという場合には、それまで待ってから格安SIMに乗り換えた方が気持ち的、金額的にもおすすめかと思います。
スマホ購入して2年未満の場合には毎月割も確認
スマホを購入すると、購入の翌月から最大24ヵ月間月額料金から割引される毎月割があります。
スマホを一括ではなく分割で支払っている場合、分割の支払いがまだあるのに格安SIMへ乗り換えると毎月割の適用も前月までで終了となってしまいます。
格安SIMへ乗り換えても分割払いは継続されますので、残債が多い場合には毎月割の終了まで待つ方がいい場合もあります。
毎月割は、auの「WEB de 請求書」で確認できます。
契約更新月と毎月割が終了する月がずれている場合には、毎月割は諦めて契約更新月で格安SIMに乗り換えるといいでしょう。
すでにスマホの支払いは終了していて、毎月割の割引も終了している場合には早めに格安SIMへ乗り換えた方がお得です。
auのポイント「WALLET ポイント」は使い切る
意外と忘れがちなのですが、auを解約後はWALLET(ウォレット)ポイントが使えなくなります。
WALLETポイントは毎月の携帯電話料金支払いのたびに貯まっていくので、気が付いたらたくさんのポイントを獲得していたということもあります。
auを使い続けるのであれば新しい端末を購入した時の代金に充てるということもできますが、格安SIMに乗り換える場合はそうはいきません。
WALLETポイントはモバイルバッテリーなどの付属品に交換する事もできますが、au WALLET プリペイドカードにチャージするとポイントを無駄なく利用することができます。
au WALLET プリペイドカードはコンビニなどでの支払いでも利用できますので、余ったポイントをそのまま普段の買い物に回すことが可能です。
解約前にau WALLET プリペイドカードにポイントをチャージしておけば、解約後でもチャージした分のプリペイドカードの利用はできますのでご安心ください。
WALLETポイントを使いきることは意外と忘れがちなので、乗り換え前に必ず行うようにしましょう。
MNPをする場合はau回線の格安SIMに乗り換える
違約金を確認し、WALLETポイントを使いきったら、いよいよ格安SIMへの乗り換えを行います。
auからMNP(ナンバーポータビリティ)で格安SIMへの乗り換えを行う場合、au回線が利用できる格安SIM会社に乗り換える必要があります。
格安SIM会社はdocomoかauまたはソフトバンクの両方、もしくはいずれかの回線を利用していますので、docomoの端末でしか利用できない格安SIM会社も存在しているので注意が必要です。
ドコモ系格安SIMはSIMロック解除しなくてもドコモのスマホが使えますが、au系回線はそうはいきません。
au系の格安SIM会社ならauのスマホがそのまま使えると思われがちですが、実際はそのままでは使えない可能性が高いです。
au VOLTEに対応しているスマホはSIMロックを解除しないとau系格安SIM会社では使えません。
また利用している端末によっては、SIMロックの解除が必要になります。
SIMロック解除が必要な端末を利用している場合は、事前に対応しておくようにしましょう。
au系格安SIM会社おすすめランキング2019
au系格安SIMは2019年現在8社あります。
「UQモバイル」「mineo(マイネオ)」「IIJmio」「BIGLOBEモバイル」「AEON MOBILE」「QTmobile」「FiiMO」「J:COM」の8社です。
au回線が使える格安SIMでサービス面やユーザーの満足度から厳選してベスト5をご紹介します。
au回線格安SIMのおすすめ会社No1 BIGLOBEモバイル
通信速度が安定している
BIGLOBEモバイルはかつてdocomoのサービスのみ提供していましたが、2017年1月からビッグローブがKDDIのグループ会社となり、auの回線も利用できるようになりました。。
そのため通信速度は非常に安定しており、ストレスなく利用できるのは嬉しいですね。
私自身BIGLOBEモバイルのAタイプ(au回線)を利用中ですが、速度は格安SIMの中でもトップクラスだと思います。
BIGLOBEモバイルの速度は遅い?タイプAの通信速度を画像で紹介
ドコモ回線のタイプDからAタイプ(au回線)に変更すると毎月500Gポイントが12か月間もらえるうえ、回線変更手数料無料というキャンペーンが行われていますので、現在ドコモ回線を利用されている方でも手数料無料で変更可能です。
BIGLOBEモバイルau回線に切替え【キャンペーンで6,000Gポイント+初期費用無料】
エンタメフリー・オプションの魅力
BIGLOBEモバイルにしかないサービスとして、エンタメフリー・オプションが挙げられます。
これはYouTube、Apple Music、AbemaTVなどの対象サービスの動画や音楽を、データ量の制限なしで楽しむことができるというサービスです。
このサービスは音声通話対応のSIMなら月額480円なのですが、YouTubeなどをデータ量制限なしで見られるというのはかなり魅力的です。
動画・音楽サービスをよく使うという人におすすめのサービスです。
データ容量の多いプランが人気
またBIGLOBEモバイルは6GB、12GBなどデータ容量が多いプランを展開しています。
データ容量が大きければ大きいほど他社に比べると価格的な面では優位に立ちます。
さらに6GB以上のプランを契約すれば、全国約83,000箇所で利用できるビッグローブWi-Fiを無料で利用することができます。
エンタメフリー・オプションや料金プランを見ても、データ通信の多い人はBIGLOBEモバイルが向いていますね。
BIGLOBEモバイルは他社よりもお得なキャンペーンが開催されているので初期費用も抑えられておすすめです。
当サイト限定でクーポンコードを入力すると4,000円キャッシュバックの特典もついています。
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参考
biglobeモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
au回線格安SIMのおすすめ会社No2 UQ mobile
無料通話プランと通話従量制プランがある
auの親会社KDDIグループが創設したUQ mobileもau回線が使える格安SIMとして有名です。
UQ mobileはCMでもよく見かけるのでご存じの方も多いと思います。
UQ mobileは料金プランが非常にシンプルで、3GBのプランと通信無制限のプランと通話と通信料がセットになったおしゃべりプランとピッタリプランの4種類です。
通信無制限のプランは他社にはないサービスなので、とても魅力的な料金プランとなっています。
ただし通信無制限のプランは最大通信速度が500kbpsに制限されているので、その点は注意が必要です。
おしゃべりプランは1回5分以内の通話が回数無制限で無料で、データ通信量は2GB、6GB、14GBの3種類から選べます。
ぴったりプランはデータ通信量によって月の無料通話時間が異なります。
データ通信量が2GBなら月60分、6GBなら120分、14GBなら180分の無料通話が付いています。
通信速度が安定している
UQ mobileはKDDIが経営していることもあって、通信速度が安定している会社としても知られています。
docomo回線を含めて格安SIMの会社は20社以上あるのですが、その中でも群を抜いて通信速度と安定性が高いといわれています。
都心部であれば公衆Wi-Fiに負けないくらいの通信速度がありますし、通信面では全く問題がない点がUQ mobileの大きな特徴であるといえます。
お試しサービスなどユーザーに嬉しいサービスが充実
UQ mobileには格安SIMとスマホを無料で15日間レンタルできるTry UQ mobileレンタルというサービスもあります。
格安SIMをはじめて利用する人は通信速度などに不安があると思いますが、UQ mobileは事前に端末をレンタルして試すことができますのでそういった不安も解消することができます。
またそれ以外にもSMS・テザリング機能の無料利用、データ容量の翌月繰越、データ通信専用の場合は解約金無料など、ユーザーに嬉しいサービスが充実しています。
通信速度が安定していて、サービスも充実しているので、UQ mobileははじめて格安SIMを契約するという人にもおすすめの会社です。
参考 UQモバイル(ユーキューモバイル)の評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
au回線格安SIMのおすすめ会社No3 mineo(マイネオ)
余ったパケットをシェアできる仕組み
続いて紹介するau回線のおすすめ格安SIMの会社はmineo(マイネオ)です。
mineoは関西電力系列の会社が経営しており、利用者の満足度が高い会社として知られています。
利用者の満足度が高い理由としては、余ったパケットをシェアできる仕組みが充実している点が挙げられます。
余ったパケットを家族間で分け合えるパケットシェア、親戚や友達にパケットを送れるパケットギフト、役に立つ情報を発信してくれたユーザーにパケットを送るフリータンクなど、パケットをシェアできる仕組みが充実しています。
家族間でのパケットシェアは多くの会社がやっているサービスですが、それ以外の人ともパケットを分け合えるサービスは他の会社にはないサービスです。
自分の周りにmineoユーザーが多いのであれば、とても魅力的なサービスとなるでしょう。
データ使用量が少ないユーザーにも対応
mineoは月々の利用料金が安い点も嬉しいポイントです。
mineoの料金プランは細かく分かれているのですが、月々のデータ使用量が500MBから料金プランが設定されています。
データ使用量が500MBでデータ通信のみであれば、月々の利用料が700円というのはau回線を利用している格安SIM会社の中では最も安い料金となります。
1GBプランは2018年9月3日で新規申し込みが終了となりましたが、現在1GBプランをご利用の方は9月3日以降もそのままプランを継続して利用することができます。
データ使用量が少ないユーザー、通信のほとんどをWi-Fiで行うといったユーザーにとっては、この料金プランはかなり魅力的です。
解約手数料がかからない(MNP転出の場合を除く)
さらにmineoの他社にない魅力としては、MNP転出の場合を除いて、解約手数料がかからないという点です。
他の格安SIM会社でもデータ通信の場合は解約手数料がかからないという会社があるのですが、音声通話もつけると6~12か月程度の最低利用期間がある会社がほとんどです。
しかし、mineoの場合は音声通話付きのプランだとしても、解約手数料がかかりません。
そのためお試しで格安SIMを使ってみたいというユーザーにはとても便利なサービスです。
このように月々の利用料金、解約手数料など料金面でメリットの大きな会社がmineoです。
料金面を重視して格安SIM会社を選びたいという人は、mineoを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
参考
mineoの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
mineo(マイネオ)キャンペーン【2020年5月最新情報】攻略まとめ
au回線格安SIMのおすすめ会社No4 IIJmio
ファミリー向けプランが充実
IIJmioは家族向けのプランが非常に充実していて、一人で格安SIMに乗り換えるよりも家族全員で乗り換えるとさらにお得に使えます。
IIJmioのファミリーシェアプランは、SIMカードが最大10枚発行できます。
ファミリーシェアプランでは月間12GBをシェアして家族で使うことができます。
家族4人で音声通話機能付きSIMを使う場合は全員で5,760円になります。
1人あたり1,440円の計算になります。
インターネット通信は4人で12GBですから一人当たり3GB使えます。
通話料は従量制ですが、みおふぉんダイアルというアプリを使えば30秒につき10円と半額で利用できます。(通知される電話番号は変わりません。)
さらに家族間の通話であればさらに20%割引で利用できるので、通話の面でも家族割が使えます。
一般的な格安SIM会社で一人で音声通話機能付きSIMの3GBプランを契約すると1,600円~1,800円ほどかかるので、家族で格安SIMに乗り換えるならファミリーシェアプランのあるIIJmioがおすすめです。
かけ放題は家族のみ時間が拡大
IIJmioには3分かけ放題サービスと10分かけ放題サービスがあります。
3分かけ放題サービスは月額600円、誰とでも3分以内の通話がかけ放題になります。
またIIJmioで契約している同一IDの家族であれば、かけ放題が10分に拡大されます。
10分かけ放題サービスは月額830円、誰とでも10分分以内の通話がかけ放題になります。
またIIJmioで契約している同一IDの家族であれば、かけ放題が30分に拡大されます。
かけ放題のオプションサービスは他社格安SIMにもありますが、2つのプランから選べるのはIIJmioのメリットです。
また10分かけ放題サービスの料金も他社では850円~880円で提供されていますので、IIJmioは少しだけ安く設定されています。
家族間通話のみかけ放題の時間が約3倍になるので、遠く離れている家族で長電話でも料金を気にせず通話できますね。
長期利用特典がある
IIJmioで3年以上契約していると長期特典【長得】が受けられます。
【特典1】対象のモバイルオプションがずっと無料
IIJmioのオプションサービスのうち、「WiFibyエコネクト」「マカフィーモバイルセキュリティ」「i-フィルターforマルチデバイス」「トビラフォンfor Android」の4つのオプションが無料で利用できます。
月額合計1,272円のオプションを無料で使えるのは非常にお得ですね。
【特典2】データ容量1GB分×3枚プレゼント
1GBの高速データ通信量(クーポン)が1年に3枚配布されます。
自分の好きなタイミングでクーポン発行・利用することができます。
通常、データを追加で購入する場合100MBが200円で購入できます。
特典としていただける1GB×3枚=3GBは6,000円相当になります。
「今月通信使いすぎたなぁ」と思ったら1GBごとにクーポンを利用できるのでお得ですね。
参考
IIJmioの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
IIJmioキャンペーン【2月最新情報】損しない申込法を完全攻略
au回線格安SIMのおすすめ会社No5 AEON MOBILE
29種類の料金プランから選べる
イオンモバイルはau回線とドコモ回線の2種類を展開しています。
au回線とドコモ回線では同じデータ容量で料金が異なる格安SIM会社が多い中、イオンモバイルではau回線・ドコモ回線で統一料金の設定となっています。
音声プランが11種類、データプランが10種類、シェア音声プランが8種類で合計29種類のプランから自分に合ったプランを選べます。
格安SIM会社で最も人気のプランは3GBの音声通話プランは約1,600円~1,800円で提供されています。
イオンモバイルでは3GBプランはなく、4GBプランで価格は1,580円で、他社3GBプランよりも安い価格設定となっているのも人気の理由です。
あまりインターネット通信を利用しない方や普段はWi-Fiを利用するという方なら【音声500MBプラン・1,130円】がおすすめです。
大手キャリアのガラケー並みの料金でスマホが利用できるのは非常にお得ですね。
契約期間縛り・契約解除料金は無料(MNP転出の場合を除く)
イオンモバイルでは、契約期間にかからわず音声プランを解約された場合でも、MNPを除いて解約手数料はかかりません。
他社格安SIMでは1年未満の解約の場合、約1万円の違約金が発生するので、その点イオンモバイルは短期間の利用もしやすいのがメリットと言えます。
イオン全国200店舗以上でサポート
全国200店舗以上のイオンでイオンモバイルの販売やサポートを行っていますので、万が一わからないことがあれば大手キャリアのショップのように来店して相談することができます。
料金プランの変更やイオンモバイルで購入したスマホの修理受付も対応しています。
格安SIMに乗り換えたいけど、格安SIMでもサポートがしっかりしたところがいいという方にはイオンモバイルはおすすめです。
参考
イオンモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
イオンモバイルキャンペーン【2019年10月最新】完全攻略まとめ