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LINEモバイルはLINEのMVNO事業
LINEモバイルといえば、LINEモバイル株式会社が展開する格安SIMサービスの名称でもありますが、LINEモバイル社を指す言葉でもあります。
格安SIMはMVNOと呼ばれていますが、これはMobile Virtual Network Operatorの略で日本語では仮想移動体通信事業者の名が付けられています。
Virtualとなっているのは、自身では移動体通信に必要な設備などを持っておらず、その運用も行っていないためです。その部分は、MNO移動体通信事業者から供給を受けています。
簡単にいえば、格安SIM(MVNO)は、docomo・au・SoftBankの大手キャリア3社の回線を利用して格安SIM事業を行っている事業者のことです。
両者の関係を、キャリアが卸売り業者でMVNOが小売業者だとする見方もありますが、キャリアは自社でエンドユーザーとの取引を行っているため、競合関係にもあります。
格安SIMのLINEモバイルは、LINEやTwitter、Instagram、FacebookといったSNS、LINEミュージックのデータ量が毎月のデータ通信量にカウントされないプランがあり若い年代に人気の格安SIMです。
LINEモバイルが取引しているキャリアはこれまでNTTドコモだけでしたが、2018年7月よりソフトバンク回線も利用できるようになりました。
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LINEモバイルのプランはLINEアプリに最適
3つのプランでLINEアプリの利用をアシスト
LINEのグループ企業が行っているMVNO事業であることを考えれば、当たり前すぎることかもしれませんが、LINEモバイルのプランはLINEアプリにとって最適でおすすめです。
LINEアプリを利用するには電話番号を使った認証かFacebookアカウントを使った認証のいずれかが必要です。
SMS機能のないデータ専用SIMをお使いの場合にはLINEアプリの認証ができませんが、LINEモバイルのSIMならデータ専用SIMでも認証が可能です。
データSIMでもLINEアプリを使いたいという方に人気の理由です。
ちなみに、LINEモバイルでは月額基本料金の1%相当のLINEポイントがもらえます。
では、具体的にどこがLINEアプリにとって最適なのかを確認しましょう。
LINEフリープラン
まず、LINEモバイルのプランは3つありますが、そのひとつがLINEフリープランです。
LINEフリープランは、LINEアプリでの通話・トークをいくら使っても料金計算上のデータ量としてはカウントしません。
これをカウントフリーと呼んでいます。 しかも、全体で残容量がなくなった場合でも、動画やタイムラインも含めて速度制限の対象外となっています。
つまり、LINEアプリを高速で使い放題にできるというわけです。
容量 | データ | データ+SMS | データ+音声 |
1GB | 500円 | 620円 | 1,200円 |
コミュニケーションフリープラン
コミュニケーションフリープランはLINEアプリだけでなく、TwitterやFacebook、Instagramまで、主要SNSの主な機能がカウントフリーになっています。
コミュニケーションフリープランでは、データ容量を選択できるので、ライトユーザーからヘビーユーザーまで快適に利用できるプランだといえます。
容量 | データ+SMS | データ+音声 |
3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,220円 |
7GB | 2,300円 | 2,880円 |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
MUSIC+プラン
MUSIC+プランは、コミュニケーションフリープラン(LINE、Twitter、Facebook、Instagramカウントフリー)の内容にLINE MUSICをプラスしたもので、音楽を流しながらSNSを楽しむという贅沢なプランになっています。
LINE MUSICの月額量は別途発生します。
ちなみにLINE MUSICは無制限で利用できるプランは月額960円でサービスを提供していますが、LINEモバイルユーザーは750円で利用できます。
容量 | データ+SMS | データ+音声 |
3GB | 1,810円 | 2,390円 |
5GB | 2,140円 | 2,720円 |
7GB | 2,700円 | 3,280円 |
10GB | 2,940円 | 3,520円 |
まだあるLINEグループならではのサービス
LINEアプリでID検索ができる
LINEモバイルがLINEアプリに最適な格安SIMである理由は、3つのプランだけではありません。
LINEモバイルでは、LINEアプリでID検索をすることができます。
しかし、大手キャリアのスマートフォンやタブレット端末から格安SIMに乗り換える際、デメリットのひとつとして数えられているのが、LINEアプリでID検索ができないことです。
なぜ、格安SIMではLINEアプリのID検索を利用できないのかといえば、18歳以上であることを確認する「年齢認証」ができないことに起因します。
LINEアプリのID検索は、各種法令によって青少年として保護されている18歳未満には使えない機能だったのです。
そもそもID検索とはどういう機能なの?と、使っていない人なら疑問に思うことでしょう。
年齢によって検索を利用できたりできなかったり…。
LINEアプリのID検索とは、友だちとして追加したい別のユーザーを探すために使われています。
LINEアカウントとは別に登録されているIDで検索すれば、簡単に相手を見つけられます。
このIDはLINE上では公表されないため、お互いに厳選した相手を友だちに追加できるメリットがあります。
他の格安SIMにはできないLINEアプリのID検索ができる。
これも、LINEモバイルがLINEアプリに最適な格安SIMである理由のひとつです。
料金の支払いにLINE Payが使える
格安SIMの料金支払い方法としては、クレジットカードによる決済が一般的です。
クレジットカード決済しか用意していないMVNOも珍しくありません。
その次が口座振替となっています。
また、大手キャリアとは異なり、ショップ展開をしているMVNOは少なく、コストの面からも店頭払いやコンビニ払い込みなどはないのが普通です。
つまり、格安SIMを使おうと思えば、多くの場合でまずはクレジットカードを用意しましょうとなります。
基本的にはLINEモバイルもクレジットカード決済です。
しかし、LINEモバイルとLINEアプリが組み合わさることで、LINE Payでの支払いという選択肢が生まれます。
LINE Payには「LINE Pay決済」と「LINE Payカード決済」の2種類があります。
LINE Pay決済
LINE Payに登録しているクレジットカードの支払いがLINE Pay決済です。
これを選ぶなら単にクレジットカード決済にするのと変わりはありません。
間違ってしまいそうですが、LINE Pay決済を選んでもLINE Payの残高から引き落とされるわけではないということです。
ここを勘違いしていると、クレジットカード決済ができなかったという事態になりかねません。
LINE Payカード決済
LINE Payにチャージされた残高を使って決済するのがLINE Payカード決済です。
カードは使っていないじゃないかと思うところですが、実際には、LINE Payカードを登録しておく必要があります。
LINE Payカードは、国際ブランドとしてJCBブランドが付いたプリペイドカードです。
したがって、JCBマークのあるお店でも利用できます。
発行は無料で申し込みも簡単です。
プリペイドカードとしてのチャージ残高はLINE Payに反映させる仕組みになっています。
チャージ方法は、銀行口座から、セブン銀行ATMから、Famiポートからなど複数あり、LINEアプリも活躍します。
LINEアプリをLINEモバイルで利用するか、その他の格安SIMで使うかは、自分のスタイルとサービスの相性を考慮して決めるとよいでしょう。
参考
Uモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説